加齢黄斑変性
加齢黄斑変性は、加齢により網膜の中心にある「黄斑」に障害が生じ、見ようとするところが見えにくくなる病気です。
1~2ミリのとても小さな場所ですが、黄斑が障害されるとそれ以外に異常がなくても視力が著しく低下し、運転免許を更新したり、字を読んだりすることができなくなってしまいます。症状はゆがみ、中心暗点です。
1~2ミリのとても小さな場所ですが、黄斑が障害されるとそれ以外に異常がなくても視力が著しく低下し、運転免許を更新したり、字を読んだりすることができなくなってしまいます。症状はゆがみ、中心暗点です。
病型の1種である滲出型加齢黄斑変性では、加齢により脈絡膜から新生血管が生えてきます。この新生血管は丈夫ではなく出来損ないの血管のため、破れて出血したり、血液中の成分が漏れ出て網膜をむくませたり、網膜の下に水たまりを作ったりします。脈絡膜から新生血管を発生させる原因物質としてVEGFが、この出来損ないの新生血管をさらにもろくする原因物質としてAng-2が見つかっています。加齢などによってこれらの物質が目の中で増えると、病気が引き起こされます。
治療の目的は脈絡膜新生血管の拡大を抑え退縮させ、視力を維持あるいは改善することです。残念ながら視力が正常になることはほとんどありません。
ただし病気の進行は早く、無治療では視力が0.1以下になってしまいますので、積極的に治療を受けることがとても大切です。
治療の目的は脈絡膜新生血管の拡大を抑え退縮させ、視力を維持あるいは改善することです。残念ながら視力が正常になることはほとんどありません。
ただし病気の進行は早く、無治療では視力が0.1以下になってしまいますので、積極的に治療を受けることがとても大切です。